こんにちは。
よしおです。
1957年製作・ポーランド映画
監督:アンジェイ・ワイダ
出演:ヴィエンチスワフ・グリンスキ、タデウシュ・ヤンツァー、テレサ・イジェフスカ、エミール・カレヴィッチ
下水道の中で苦悩するレジスタンの姿を描いたワイダの代表作ともいえる名作。
First Aug 1944 Warsaw Uprising Polish History
1944年9月、ワルシャワのレジスタンス軍は対岸にいるソ連軍の援助もないまま、ドイツ軍との絶望的な戦いを続けていました。
映画の2/3はレジスタンスが逃げ込んだ地下水道の中の描写で占められています。
暗闇でうごめくレジスタンスたちの極限状態を映し続けていきます。
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明るい外界を目前にして、鉄格子に遮られて立ち尽くす者など、単なる歴史的事実を越えた映像のパワーに満ちた映画です。
僕は、大学生の時、この映画を観ました。
確か名画座で、「灰とダイヤモンド」との二本立てだったと記憶します。
観ている内に地下水道を逃げ回わるレジスタンスたちに感情移入をしていきました。
ようやく明かりが見えた時希望と前を遮る鉄格子。
思わず、鉄格子を握りしめ顔を押し付ける女性のレジスタンス。
まさしく絶望とはこのことかと思いました。
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