こんにちは。
よしおです。
1949年製作 イギリス映画
監督キャロル・リード
原作・脚本グレアム・グリーン
出演ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード
グリーンの原作をリードが鮮烈な白黒映像とツィターの調べに乗せて描いた不滅の名作。
舞台は、第二次大戦の直後、米英仏ソの共同占領下にあるウィーン。
アメリカの大衆作家マーティンス(ジョゼフ・コットン)が、旧友ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)の招きに応じてやってきたが、ハリーは車に轢かれ埋葬式が行われている。英国の少佐(トレヴァー・ハワード)は、ハリーが粗悪ペニシリンの闇屋だったと言うが、マーティンスには信じられない。事故の現場に”第三の男”がいたという証言を得て、彼はハリーの恋人だったチェコ亡命者の女優アンナ(アリダ・ヴァリ)を訪ねるが、その帰途、暗闇に浮かぶ”第三の男”の顔を見る。
第三の男 動画
何と言っても、ザ・バンドの粋な音楽でこの映画の存在を知りました。
練り上げた構成と話術、斜め構図を巧みに使い、光と影をリズミカルに交錯するモノクロ画面です。
全編がきわめてテンションの高いサスペンス映画になっています。
アントン・カラスによるツィターのメロディをさまざまなバリエーションで使用し、映像と音楽の妙なる相乗効果を生み出すことに成功しています。
監督:キャロル・リード
原作:グレアム・グリーン
音楽:アントン・カラス
脚本:グレアム・グリーン
製作:キャロル・リード、デヴィッド・O・セルズニック、アレクサンダー・コルダ
出演:ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード、バーナード・リー、ジェフリー・キーン、エルンスト・ドイッチュ
テーマ曲のメロディも印象的な、映画史に燦然と輝くサスペンスミステリーの傑作
見どころ
オーソン・ウェルズが放つ存在感、スリリングな語り口、陰影を活かした映像には、今でも圧倒される。印象的なテーマ曲は、映画を知らずとも聴いたことがあるのでは。ストーリー
英米仏ソによる分割占領下にある、第二次世界大戦後のウィーン。友人ハリー・ライムに呼ばれて同地に降り立った米国人作家マーチンスだが、彼が前日に自動車事故で死んだのを知る。やがてハリーが闇商人だったと聞かされ、その真偽を確かめようとするが。ここがポイント!
脚本を手掛けたのは「情事の終り」「ヒューマン・ファクター」などで知られる作家のグレアム・グリーンで、小説版も書き上げている。
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本ページの情報は2020年7月時点のものです。
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