こんにちは、
よしおです。
今晩のNHKニュースを見ていたら、新型コロナが5類扱いになったことで、リモートワークがどうなったか、というアンケートの回答を報告していました。
それによると、そのままリモートワークを続けると会社と出勤を推奨する会社がほぼ同じで、共に40%弱でした。
僕は、コロナ禍になる前にサラリーマンを辞めているので、朝夕の満員電車に乗ることもなくなりましたが、コロナ禍にそんな電車に揺られながらも会社に通っていた人たちは、どんな思いだったかと思います。
この映画は、タイトルこそキングコングとゴジラですが、実は主役は昭和30年代のサラリーマンではないかとおもいます。
『キングコング対ゴジラ』に観る変わらぬサラリーマン象
ゴジラ映画『キングコング対ゴジラ』は、『ゴジラ』『コジラの逆襲』に続いて1962年(昭和37年)に公開された映画です。
以下簡単に映画の内容を記します。
“最近著しく北極海の氷が溶け始めている。パシフィック製薬提供のテレビ番組は、科学の神秘を放送していたが、視聴率不振に頭を痛めていた。
担当の多胡宣伝部長(有島一郎)は、南太平洋のファロ島に伝わる「巨大なる魔神」の話を聞き、TTVテレビ局員(高島忠夫、藤木悠)を派遣する。やがて北極海ではゴジラが復活。原潜を襲撃し、軍事基地を破壊した。一方、ファロ島では遂に「巨大なる魔神」(キングコング)が姿を現す。多胡はコングを日本へ連れ、さらにゴジラとどちらが強いかという宣伝アイデアを考えるが、洋上のコングは眠りから覚めてしまい日本に上陸。中禅寺湖でゴジラと対面する。キングコング対ゴジラ。果たしてどちらが勝つか?”
アメリカの生んだモンスターキングコングと日本が生んだ怪獣ゴジラとの対決で、ゴジラシリーズ初のカラー映画でした。シリアスな1954年の『ゴジラ』から、3作目で娯楽に徹したエンターテイメントとなりました。
いまから58年前の映画ですが、意外と古さは感じませんでした。
命を賭けてファラ島に派遣された二人のテレビ局員、つまりサラリーマンの珍道中も面白いですが、社命の下、危険を顧みず世界を飛びまわったサラリーマンたちは、懐かしくも悲しく感じました。
その一方、キングコングとゴジラの両方がやってきた国難にも関わらず、ビジネスにつなげようとする逞しさ、したたかさ。
現在のCGを駆使した映画に比べれば、ちゃちな部分はありますが、当時の右肩上がりの日本を感じさせる力強さがあります。また、当時19歳の浜美枝のチャーミング容姿も最高でした。
キングコング対ゴジラを観る
見どころ
シリーズ初のカラー作品、初のシネマスコープ作品、初の怪獣対決など、初めてづくし。1962年の公開時は国民の9人に1人が見るという空前の大ヒットを記録!ストーリー
南太平洋の孤島で日本のテレビ取材班が巨大なゴリラ・キングコングを捕獲。日本近海で逃亡したコングは本能に導かれるように、北極海の氷山より7年の眠りから目覚め、千葉沖から上陸したゴジラに戦いを挑む。日本がパニックに陥る中、2大怪獣の咆哮が轟く。ここがポイント!
キングコングのキャラ使用料は、なんと5年間で8000万円!当時の東宝映画3本分の製作費に相当するという驚愕のお値段!
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本ページの情報は2023年5月時点のものです。
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