大怪獣バラン 動画 空想科学映画の傑作

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こんにちは、
よしおです。

大怪獣バランは、最初タイトル名を聞いて、

という印象でした。

つまり『ゴジラ』に比べ、かなり見劣りするのでは、という先入観を持ちました。

しかも映画のポスターのコピーが、

「陸海空を暴れ廻る魔のバラン!空想科学映画の決定版!」

う~ん、あまり期待できないけど、とりあえず観てみよう、ということで観ました。
そして、これがとんでもない傑作と知ったのです。

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大怪獣バラン あらすじ

1958年(昭和33年)10月14日封切、モノクロ、東宝パンスコープ、82分
製作:田中友幸
原作:黒沼健
監督:本多猪四郎
脚本:関沢新一
音楽:伊福部昭
特技監督:円谷英二
出演:野村浩三、園田あゆみ、伊藤久哉、桐野洋雄、土屋嘉男、村上冬樹、平田昭彦、千田是也

『大怪獣バラン』(1958年)

『大怪獣バラン』(1958年)

潜水、飛翔能力を持つ大怪獣バランと人類の攻防を描いた怪獣映画

「美女と液体人間」の本多猪四郎監督が手掛けた東宝怪獣映画。ムササビ状の羽根で空を滑走する怪獣・バラン。ゴジラより凶暴、ラドンより巨大とされるその造形は必見。

東北地方の秘境と言われる岩屋村でシベリアにしかいないとされる珍種の蝶が発見されました。直ちに調査を命じられた杉本研究所の所員二人が謎の死を遂げまいます。
その真相を解明すべく、新たに現地に向かう調査隊。
その中には、怪死した所員の妹が妹である新聞記者も含まれていました。

そして現地の調査隊が目撃したのは、村民が婆羅陀魏山神と恐れ、信仰していた中生代の恐竜の生き残りバランだったのでした。

杉本研究所員の怪死もバランの仕業だったのでした。

調査隊の報告により、直ちに自衛隊は現地に急行、バランに対して集中攻撃を行いますが、バランは両翼を展開させ何処かへと飛び去ってしまいます。

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大怪獣バラン 見どころ

作品全体のイメージを”神秘”として、原作に怪奇小説家黒岩健を起用しました。
黒岩は予言者ノストラダムスを日本に最初に紹介したといわれる人物で、本作の他、『空の大怪獣ラドン』やテレビドラマ『海底人8823(ハヤブサ)』の原作も担当しています。

シベリアにしかいないとされる蝶が、東北の奥地で発見されたというのもぞくぞくする怪奇現象のイメージを感じさせます。ただ、残念なのは、この蝶の謎は特にその後触れられていません。出来れば、その現象の謎に関しても展開が欲しかったです。

舞台になった岩屋村は、大きな湖に隣接していて、バランはそこに生息してことになります。

東北地方の大きな湖というと、秋田の田沢湖か秋田と青森の県境にある十和田湖かですが、映画に出てくる地図上の形から田沢湖っぽいですね。

田沢湖は、水深が日本の湖で最も深く、東北のバイカル湖とまで言われています。その神秘性から田沢湖がモデルかな、と勝手に思っています。

ただ、田沢湖を調べてみると明治時代からクニマスの孵化放流事業などが試みられ、それなりに開拓されているので神秘性とは違う感じです。

まあ、結局、東宝の山奥を舞台にした全く架空の村と湖と考えた方が良いです。

僕の目を引いたのは、次の2点です。

60年代になったゴジラの動きが非常に擬人化され、個人的には興醒めですが、
このバロンの動きに関しては4足歩行という場面が多いことから、モンスター的動きで好感をもちます。また長い尻尾の動きも、よく研究され、身近な生き物だと猫の尻尾のようで、非常に生き物を意識した演出で、画面の集中できました。

2点目は、終わり近くで羽田空港近くに上陸したバロンを自衛隊の航空機が、銃撃して引き止めるのですが、航空機のコクピットからの視線も映像に盛り込まれていて、これってスターウォーズの先駆けでは思わせるシーンでした。

実は、スピルバーグは、1954年のゴジラからのアイデアも利用していて、もしかしてこのバロンからも拝借したのでは、思わせるシーンでした。

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まとめ

映画『大怪獣バロン』は傑作です。

60年代になってからのゴジラ映画が、子供の受け狙いじゃないかと感じさせるほど、大衆路線になって、面白さも半減ですが、54年の初代『ゴジラ』からラドン、バロン、モスラが主役として出てくる映画には、シリアスな作品を作ろうという真摯な精神が伝わってきます。

映画好きとしては見逃せない作品たちです。

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