こんにちは、
よしおです。
「めぐり逢う朝」を動画配信サービスで観ました。
では、なぜこの映画を知ったのか?
経緯としてはこんな感じです。
今日4月13日は、ヘンデルの代表作オラトリオ「メサイア」の初演の日なのです。
1742年4月13日ダブリンで初演されました。
今年は280年という記念的な年ですね。
めぐり逢う朝 出会い
さて、僕が運営している別のブログで「メサイア」に関する記事を書いている時、おすすめCDとして、ジョルディ・サヴァール指揮のものを取り上げたのがきっかけです。
このサヴァールさん、今年でスペイン出身の81歳。ヴィオラ・ダ・ガンバの名手で指揮者でもあります。
実はこの人がヴィオラ・ダ・ガンバを学んだきっかけは、学生の頃、マラン・マレという17世紀フランスの作曲家の曲がチェロで弾かれていることに違和感を持って、やはり当時の楽器で弾いた方がいいのでは、と思いチェロの前身の楽器とも言われるヴィオラ・ダ・ガンバを学び研究することにしたのです。
そこから自らルネサンスやバロックの作品を扱う声楽グループやオーケストラを創設し古楽器のスペシャリストとして活動していました。
そんなことからアラン・コルノー監督の「めぐり逢う朝」の音楽を担当し高い評価を得ました。
そんなことから「めぐり逢う朝」を観ることになったのです。
卓越した演奏技術と作曲の才能持ちながら、音楽は家族で楽しみ、愛する人に捧げるものという信念を持つ、サント=コロンブのもとに成長のため聖歌隊を追われたマラン・マレが教えを請いに来ます。
しかし、マラン・マレは、音楽を出世の道具として使おうと考えています。
王から宮廷音楽家への誘いを断り続けるサント=コロンブとマラン・マレでは音楽の向き合い方が違いすぎます。
しかし、若くて野心家のマレに恋するコロンブの二人の娘たち。特に長女は深い仲になっていきます。
音楽とは人にとって何か?を問う作品です。
そして全編に流れるもの哀しいヴィオラ・ダ・ガンバの響きが、哲学的な思考を促してくれます。
今朝には全く知らなかった作品です。本当に出会えてよかった作品です。
見どころ
監督は『インド夜想曲』のアラン・コルノー。出演は『1492 コロンブス』のジェラール・ドパルデュー。美しい映像と共に、2人が作曲したヴィオールの音色が全編を流れる。ストーリー
演奏で家を離れている間に妻を亡くしたサント=コロンブは、2人の娘を世俗から隔離し、妻に演奏を捧げる日々を送っていた。その演奏が知られ宮廷音楽家として招かれるが、彼はかたくなに拒否。評判を聞きつけた音楽家、マラン・マレが彼のもとを訪れるが…。
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本ページの情報は2022年4月時点のものです。
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